態癖と歯並び

[2021年09月15日]

こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です
私は大概少し早く起きて運動しているのですが、半袖だと少し寒く感じる季節になってきました。

さて今回の題名に出てくる態癖とはなんでしょうか?

態癖とはあまり聞きなれない言葉ですが、日常生活において無意識に行なっている様々な習慣の事です。

頬杖
口呼吸
爪噛み
うつぶせ寝
方噛み
いつも決まった方向のテレビを見ている
舌の癖などです。

このような態癖では並びに影響があるのかと思われますが、実は大いにあります。
歯並びに問題のある方のほとんどは何かしらの態癖を持っている方がほとんどと言ってもいいくらいです。

矯正治療は一般的になんらかの装置などを使って歯に力をかけますが、実は50グラム程度の力で歯は動きます。
人間の頭の重さは約5キロくらいですが、うつぶせ寝でその重さが歯列に加わると当然歯は押されて歯並びに影響が出ます。

また、習慣的に頬杖を付いていれば当然その方向に歯は押されてずれていきます。

前歯がしっかりと噛まない人は舌の突出癖がある人がほとんどです。

矯正治療が終了して一時的に綺麗に歯が並んだとしても、この態癖が治らないとまた少しずつ歯並びがずれて行きます。

一度着いてしまった癖を直すのは大変ですが、自分がそういう癖を持っていると意識することができれば少しづつですが改善していけるものもあります。

ぽかんと口が開いてしまう口呼吸のおこさまは口周りの筋肉をしっかり鍛えることで改善が見られます。

当院ではこういった態癖についての指導も行っております。

マウスピースタイプの装置を使ってもらい、お口ぽかんの改善、口呼吸から鼻呼吸への改善、舌のトレーニングによる舌癖の改善、正しい嚥下の指導等によりお口環境を整えることはとても大切です。
こういった治療は骨の柔らかい10歳頃までに始められるとより効果的です。

ご相談も承りますのでお気軽にご相談ください。



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