武蔵村山市東大和市 の歯医者『MM歯科』

[2024年05月17日]

日本人は昔から欧米の方に比べて歯並びに対する意識が低く、歯並びが悪い人が多いと言われていました。

しかし最近は歯並びの大切さがよく知られるようになり、同時にお子さんの歯並びに関心を持ってくださる方も増えてきました。
子どものうちに正しい噛み合わせを作り、よく噛めるお口を育てることは見た目だけでなくお子さんのお口や身体の発達にとても大切です！

子どもの矯正治療を考えたときに、「子どもが頑張れるかな」というのは皆さん気になりますよね。特に矯正治療は痛みを伴うことも少なくなく、大人なら自分の意志で始めた治療なので頑張れてもお子さんが途中で嫌になってしまうと困ります。

今回は子どもの矯正治療では、どんな時に痛みが出るのか。その対処法についてご紹介します！

目次

◯子どもの矯正治療は痛みがあるの？
◯矯正治療で痛みが出るタイミング
◆装置を初めて装着したとき
◆装置を調整した後
◆装置がお口の粘膜にあたっているとき
◯装置による痛みの違い
◆床矯正
◆ワイヤー矯正
◆マウスピース矯正
◯痛みが出たときの対処法
◯まとめ

子どもの矯正治療は痛みがあるの？

矯正治療は装置で歯に力をかけて、骨の中で少しずつ歯を動かしていく治療法です。動くなかで歯や骨に負担がかかるため、どうしても多少の痛みは伴います。
子どもは大人に比べて骨が柔らかく、顎の成長に合わせて歯を動かすため比較的痛みが少ないと言われています。しかし、痛みの感じ方には個人差があります。
装置を調整することで、痛みが軽減できる場合もあります。我慢しすぎずに、歯科医院でご相談ください。

矯正治療で痛みが出るタイミング

矯正治療では、痛みが出やすいタイミングがあります。どんな時に痛みが出やすいのでしょうか？

装置を初めて装着したとき

矯正の装置を初めて入れたときは、装置に慣れておらず違和感や痛みを感じやすくなります。歯が押される痛みだけでなくしゃべりにくく感じたり、唾を飲み込みにくく感じることもあります。
装置の慣れには個人差もありますが、大体2、3日〜1週間くらいで慣れてくることが多いです。

装置を調整した後

矯正治療の装置は、装置を付けた後クリニックに来院していただくたびに少しずつ調整して歯を動かしていきます。
調整後は歯を動かす力が加わるため、押される痛みを感じることが多いです。また歯が動いてくると食事の時に噛むと痛みを感じたり、歯磨きの時に歯ブラシが当たると痛みを感じることもあります。この痛みも2、3日〜1週間程度で落ち着いてくることが多いです。

装置がお口の粘膜にあたっているとき

装置をお口に入れているうちに、ワイヤーがずれてしまったり歯が動くことで装置がお口の粘膜にあたって痛みが出ることもあります。
歯が動いての痛みとは違い、歯ぐきや頬などに傷ができたり口内炎ができて痛みが出ている場合は装置が当たっていることが多いです。
装置を調整することで改善することが多いため、歯科医院でご相談ください。

装置による痛みの違い

矯正治療で使う装置には、様々な種類があり装置によって痛みの種類も異なります。子どもの矯正治療で使う主な装置についてご紹介します。

床矯正

床矯正はプラスチックの装置にネジが付いており、そのネジを回すことで顎を広げて歯が並ぶスペースを作る装置です。
取り外しできますが、比較的大きい装置のためはじめは違和感を強く感じることもあります。広げていくことで歯が押されて痛みを感じることもありますが、一時的なもので数日で収まることが多いです。しかし装置が歯ぐきなど粘膜にあたって傷を作ってしまっている場合は、強い痛みが出てしまいます。装置を調整することで改善可能ですので、ご相談ください。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正はワイヤーの力で歯1本1本に動かす力をかけていきます。このため、装置を付けた最初と装置を調整した後2、3日〜1週間くらいは歯が押されたり、動くことの痛みが出ます。装置を調整したすぐは、硬いものを噛むのは控えましょう。
また、歯が動くことでワイヤーがお口の粘膜にあたって痛みが出ることもあります。その場合は歯科医院でご相談ください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースを1週間おきくらいに交換しながら歯を動かしていきます。このため新しいマウスピースに交換した後は、痛みが出やすい時期になります。ワイヤー矯正同様、この時期は硬いものを噛むのは控えましょう。

痛みが出たときの対処法

矯正治療で歯が動くことによる痛みは一時的なものです。痛みが出ている間は硬い食べ物は控え、柔らかく食べやすい食事をとるようにしましょう。
矯正装置やワイヤーが粘膜にあたることで出てくる痛みは、装置を調整したりワックスでカバーすることで改善が可能です。我慢せず、歯科医院でご相談ください！

まとめ

矯正治療を始める前に、痛みを心配される方はたくさんいらっしゃいます。特にお子さんの矯正治療の場合は、痛みを我慢できるか心配になりますよね。矯正治療では歯を動かすために、どうしても一時的に痛みが出てくる場合があります。しかし一時的なものであり、1週間以内に収まることが多いです。
また装置が当たることによる痛みはクリニックで改善可能ですので、我慢せずにご相談ください。
矯正治療は大変なこともありますが、乗り越えるときれいな歯並びが待っています！ご心配なことは、歯科医院でご相談ください！