日本病巣疾患研究会に参加してきました。
[2016年09月12日]
こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です。
9月10日11日と開催されました日本病巣疾患研究会に参加して勉強してきました。
病巣感染とは身体の一部に慢性の炎症があり、それ自体の症状は軽度ですが、これが原因となり他の臓器に反応性の病変をつくることを言います。病巣感染は口腔内に生じやすく60%は扁桃30%は歯と言われています。
原病巣としては口蓋扁桃炎、上咽頭炎、副鼻腔炎、中耳炎、虫歯、根尖病巣、歯周病などが知られています。
この研究会は普段歯科の勉強会などで一緒になることはほとんどない内科医の先生や耳鼻科専門の先生方も多く参加されている研究会で、それぞれの臨床において治療ケースを発表しより医科と歯科の連携を図ろうとする研究会です。
歯周病と心疾患、糖尿病、早産や低体重児出産などはよく知られていますが、糖尿病専門医の先生から歯周病が改善すると血糖値の改善や味覚まで改善が見られた症例なども見せていただき歯科的な全身へのアプローチはまだまだあることを再認識しました。
二日間に渡る研究会でしたので、会場の近くの市ヶ谷駅近辺に宿をとりまして、朝早起きして靖国神社参拝してから日本武道館の横を通り、皇居の周りを一周してきました。自転車乗ればあっという間の距離だと思いましたが、走ると結構大変ですね。身体のあちこちが悲鳴をあげています。脳みそだけでなく身体もいいトレーニングになりました。