救歯塾
[2015年04月13日]
こんにちは、MM歯科クリニック院長の山脇です。
昨日の日曜日は、朝から救歯塾(http://www.iisikai.com/dentist/seminar2015.htm)という年間のセミナー初日でしたので麹町にあります都市センターホテルに行ってきました。
名前の通りいかにして歯を救うかを学ぶ塾です。
最初は基本的な事ですが、レントゲン1枚からどれだけのことが読み取れるかを勉強しました。
レントゲンからこの歯は抜歯なのか保存できるのか、保存出来るとしたらどのように処置をするかを全体で話し合い、その後少人数のグループに分かれて討論して、またグループごとに討論の結果を発表するというものでした。
グループ内で一つのレントゲン写真に対していろいろな角度からの意見が出てとても気づきをいただけました。
そのあと今度は口の中全体を見ての診断から、どの歯がキーになるかと診断のプロセスや処置方針をまたグループ内で話し合いました。
そしてグループごとの話し合った結果をそれぞれ発表しました。これもまたグループ内でもそうですがグループごとにいろいろな考え方や意見が出て勉強になりました。
まずは一つの歯を保存する為の検討、そして全体に対しての診断とアプローチをいろいろな角度から考える臨床の奥深さを教えていただきました。
今回とても印象に残ったのは
『歯を抜かれて喜ぶ患者さんはいない、歯を抜くことと歯を救う事はどちらが難しく、歯医者の仕事はどちらが大事か』
という先生からの問いかけでした。
まずは歯を残す事を考える、そしてその為にはしっかりとした診断とどのような知識と技術が必要かを知ること
そして治療の経過をしっかりと追うこと
半日という短い時間ではありましたが色々な気づきをいただけた勉強会でした。
今後あとこの会は6回ありますのでしっかりと勉強してこようかと思っています。