子どもの定期健診、どんな頻度で行く?

[2024年11月12日]

皆さんは定期的に歯科医院へ通っていますか?
歯の健康の大切さはたくさんの人に知られるようになってきましたが、まだまだ歯が痛くなったときやトラブルが起きたときだけ歯科医院に行く、という方も多いですよね。
大人になっても歯科医院が苦手という方も少なくないと思います。
しかしお口の健康のためには、定期的に歯科健診に通うことはとても大切です!
そして子どものころからの歯科医院に通う習慣をつけることは、むし歯や歯周病を予防するだけでなくしっかりと機能する健康なお口を育てるために不可欠です。
しかし子どもの定期健診はいつから行ったらよいのか、どのくらいの頻度で行ったらよいのか気になりますよね。
今回は子どもの定期健診ではどのようなことをするのか、どのくらいの頻度で行ったらよいのかについてお伝えします!

目次

  • ◯子どもの定期健診はなぜ大切なのか
    •  ◆乳歯はむし歯が進行しやすい
    •  ◆フッ化物塗布でむし歯になりにくくなる
    •  ◆健康なお口を守るための習慣を学ぶ
    •  ◆歯科医院に慣れるために
  • ◯定期健診では何をするのか
    •  ◆歯磨きや生活習慣指導
    •  ◆クリーニングとフッ化物塗布
    •  ◆シーラント
  • ◯定期健診は3~4か月に1度が理想
  • ◯まとめ

子どもの定期健診はなぜ大切なのか

子供のお口の状態は、大人と違って非常に繊細です。
大人の皆さんでも、歯医者へ定期健診を行っている方もいらっしゃるかと思いますが、ことさら子どもの定期健診は重要になってきます!
ここでは、子どもの定期健診はなぜ大切なのかを4つの観点からご紹介します。

◆乳歯はむし歯が進行しやすい

乳歯は永久歯に比べて柔らかく、また神経までの距離が近いのでむし歯が進行しやすく気が付いた時には重症化しやすいという特徴があります。
むし歯予防はもちろんですが、初期の段階で適切な処置をすることで早期に対応し重症化を防ぐことができます。

◆フッ化物塗布でむし歯になりにくくなる

フッ化物には歯を強くする作用やむし歯菌の働きを弱める作用があり、むし歯予防に効果的です。
歯科医院で定期的に高濃度のフッ素塗布を行うことで、むし歯になりにくいお口の環境を作ることができます。

◆健康なお口を守るための習慣を学ぶ

毎日歯磨きを頑張っても、寝る前にお菓子を食べたりジュースをだらだら飲んでいたらむし歯になります。
健康なお口のためには歯磨き習慣はもちろん、おやつの種類や頻度、飲み物の種類などの生活習慣を整えることが不可欠です。
歯科医院でむし歯にならない生活習慣を学びましょう。

◆歯科医院に慣れるために

歯科医院にはむし歯だけでなく、ぶつかったり転んだりして歯をぶつけてしまったというお子さんもよくいらっしゃいます。
そのような時に普段から通っているかかりつけの歯科医院があると、お子さんも安心して治療を受けることができます。
トラブルがあったときに初めて行くのではなく、日頃から歯科医院に通い慣れておくことでスムーズに治療を受けることができます。

定期健診では何をするのか

お子さんの定期健診では、むし歯やお口の中に異常がないかのチェックの他に様々なことを行います。

◆歯磨きや生活習慣指導

定期健診では、お子さんの歯磨き指導をします。子どものお口の中は歯の生え変わりなどで変化し、その時の状態に合わせて磨き方や使うブラシを変えていく必要があります。
しっかり磨けるようになるまでは、仕上げ磨きも大切です。
またおやつや飲み物の種類など、むし歯になりやすい生活習慣がないかなどの指導も行います。

◆クリーニングとフッ化物塗布

普段歯磨きを頑張っていても、どうしても磨きにくいところがありますよね。
プラークを赤く染め出すと、思ったよりプラークが残っていてビックリされることがある方もいらっしゃると思います。
定期健診の際には器具を使いながら隅々までクリーニングを行ったうえでフッ化物塗布を行います。
そうすることで、よりむし歯になりにくいお口の環境を作ることができます。

◆シーラント

奥歯が生えてくると、歯ブラシで取り切れない深い溝に残ったプラークが原因でむし歯になりやすくなります。
“シーラント”とは、そのような奥歯の溝を樹脂で埋めてなだらかにすることで、むし歯になりにくくする治療です。
むし歯になる前に事前に行うことでむし歯のリスクを減らすことができます。

定期健診は3~4か月に1度が理想

乳歯のむし歯は進行しやすく、お子さんのお口の中は大人よりも変化のスピードが速くなります。
また永久歯が生えてくる時期は、生えはじめの歯は磨きにくくむし歯になりやすいためしっかりとケアの方法を学ぶ必要があります。
むし歯の兆候などのお口の変化を早期に見つけ対応するためにも、定期的に通院し歯科医院に慣れるためにも、3〜4か月に1度の定期健診がおすすめです。

まとめ

お子さんのお口の環境の変化は早く、数か月の間に大きく変化します。
お家での毎日のケアももちろん大切ですが、お口の健康のためには乳幼児期のうちから定期的に歯科医院へ通う習慣をつけることが大切です。
そしてパパママのお口の健康を守ることも、お子さんのお口の健康を守ることにつながります!
是非ご家族で定期健診に通い、家族みんなで健康なお口を目指しましょう!



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