子どもが歯医者を嫌がる!原因と対処法、嫌がらずに通う方法も紹介
[2024年10月25日]
「歯医者さんに行こう!」と声をかけるたびに、子どもが嫌がって困っていませんか?
多くの保護者が経験するこの悩みは、避けては通れないものです。
子どもが歯医者を嫌がる理由はいろいろありますが、その背景には不安や恐怖、過去の経験が影響していることもあります。
今回は、子どもが歯医者を嫌がる原因と、その対処法について詳しく解説します。少しの工夫で、歯医者に行くことがもっと楽しいものになるかもしれませんよ!
目次
- ◯子どもが歯医者を嫌がるのはなぜ?
- ◆恐怖心や不安感
- ◆環境の違い
- ◆過去のイヤな体験
- ◆親の影響
- ◆感覚過敏
- ◆思い通りにならなさそうだと感じている
- ◯子どもが歯医者を嫌がるときの対応法
- ◆事前の準備と説明
- ◆徐々に慣れさせる
- ◆リラックスできる環境を整える
- ◆褒めることとご褒美
- ◆親がリラックスする
- ◆信頼できる歯医者を選ぶ
- ◯子どもが歯医者を嫌がる前にできること
- ◆定期的に通う習慣をつける
- ◆親が率先して通う
- ◯まとめ
子どもが歯医者を嫌がるのはなぜ?
子どもが歯医者を嫌がる理由はいくつかあります。以下に理由を挙げて解説します。
恐怖心や不安感
歯医者は、子どもにとって見慣れない機械があり、聞きなれない音がし、それだけで不安を感じることがあります。
特に初めての診察や、以前の治療で痛みを感じた経験や治療が痛いという話を聞いていたりすると、行く前から痛みを予想して嫌がることがあります。
環境の違い
歯医者の待合室や診察室は、普段の生活空間とは異なり、見慣れない場所であるため緊張や不安を感じることがあります。
特に歯科医やスタッフの白衣、医療器具が並ぶ光景が、子どもには威圧的に映ることがあります。
過去のイヤな体験
以前の歯科治療で痛みや不快感を経験した子どもはその記憶が強く残り、再び同じ体験をすることを恐れて歯医者を嫌がることがあります。
親の影響
親が歯医者を苦手としていたり、治療を受ける際に不安を見せたりする場合、子どもはそれを敏感に察知し、同じように歯医者を嫌がることがあります。
感覚過敏
歯科治療で使用される機器の音や薬品の匂い、治療中の味などに対して、子どもが敏感で不快感を感じることがあります。
これが原因で歯医者を嫌がることもあります。
思い通りにならなさそうだと感じている
歯科治療中は口を開け続ける必要があり、自由に動けず、自分の意志が通じない状況であることが子どもにとってストレスとなります。
自分でコントロールできない状況に置かれることを嫌がる子どもは少なくありません。
子どもが歯医者を嫌がるときの対応法
子どもが歯医者を嫌がるときは、以下の方法で対応することで、少しずつ不安や恐怖心を和らげていきましょう。
事前の準備と説明
歯医者に行く前に、歯医者さんをテーマにした絵本や動画を見せることで、子どもが治療の流れや雰囲気を感じられるようにします。
子ども向けの絵本やアニメは、歯医者を楽しいものとして描いていることが多く、恐怖心を和らげるのに役立ちます。
歯医者について説明するときは、「歯をきれいに強くしてくれるところだよ」「歯をピカピカにしに行こう!」や「歯医者さんに会いに行こう!」など、ポジティブで安心感を与える言葉を使います。
また、歯医者を「怖い」や「痛い」という言葉で説明しないように注意しましょう。
ただし、歯医者に行くときに「痛くないからね」「何もしないからね」などの約束をすることはやめましょう。
それが守られなかった場合に親にも歯医者にも不信感を抱くことがあります。
徐々に慣れさせる
いきなり治療を受けさせるのではなく、まずは歯医者の雰囲気に慣れさせるために、親の治療の付き添いや短い診察から始めるのが良いでしょう。
歯医者の環境に少しずつ慣れていくことで、不安感が軽減されます。
リラックスできる環境を整える
歯医者の待合室でリラックスできるように、お気に入りの音楽を聴かせたり、落ち着くおもちゃを持たせたりすることで、歯医者での滞在が少しでも快適になるようにするのも効果的です。
また、診察前に深呼吸をさせることで、緊張をほぐすことができます。
褒めることとご褒美
子どもが診察や治療を受けられたら、しっかりと褒めてあげましょう。
努力を認められることで、次回も頑張ろうという気持ちが芽生えます。
小さなご褒美(ステッカーやおもちゃなど)を用意しておくと、子どもにとって歯医者にいくことが楽しみの一つになるかもしれません。
ただし、ご褒美は無理強いしない範囲で行いましょう。
親がリラックスする
親がリラックスしていると、子どもも安心します。逆に、親が不安そうにしていると、子どももそれを感じ取って不安になります。
親が歯医者に対して前向きな態度を持ち、笑顔で接することが大切です。
信頼できる歯医者を選ぶ
子ども専門の歯科医や、子どもに慣れたスタッフがいるクリニックを選ぶことが大切です。
子ども向けの歯科医は、子どもがリラックスできるような診療室の雰囲気や言葉遣いや対応を心得ているため、安心して任せることができます。
子どもが歯医者を嫌がる前にできること
子どもが歯医者を嫌がるようになってから対応するよりも、始めから嫌がらずに歯医者に当たり前のように通ってくれるとうれしいですよね。
そうなるようにはどのようにしたらよいのでしょうか。
定期的に通う習慣をつける
子どもが小さいうちから定期的に歯医者に通う習慣をつけることで、治療よりも予防のために通うことが自然なことと感じるようになります。
特に痛みがないときに通うことで、歯医者に対する恐怖心が芽生えにくくなります。
親が率先して通う
親が定期的に歯医者に通う姿を見せることで、子どもも歯医者に通うことが普通であると感じます。
親が笑顔で歯医者に行く様子を見せることで、子どもも安心感を持ちやすくなります。
まとめ
子どもが歯医者を嫌がらないようにするためには、ポジティブなイメージを持たせること、リラックスできる環境を整えること、そして親が安心感を与えることが重要です。
少しずつ歯医者に慣れさせ、楽しい経験を積み重ねることで、歯医者に対する嫌悪感を減らし、健康な歯を維持するための大切な場所として認識してもらえるようにしましょう。