よく噛む事の大切さ

[2014年03月18日]

こんにちはMM歯科クリニック院長の山脇です。

 

一昔前は牛乳でも噛んで飲めと教えられましたが、どう考えても噛んで飲む事は難しく感じますよねw

当然それは例えで、噛む回数を増やしましょうという事です。

一回の食事での噛む回数は、弥生時代で4000回もありました。!!!

卑弥呼の生きた弥生時代の食事は,玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など、硬くて、噛み応えのある食材で構成されていました。

鎌倉時代で2600回位、わかりやすく時代劇の舞台となっている江戸時代でも1400回は噛んでいたそうです。

昭和の初期(戦前)でも1400回は維持されていたようですが、戦後から急速に咀嚼回数が減り、現代では620回だそうです。

噛まなくても高カロリーの食べ物を摂取できるようになったので噛む回数が大幅に減りました。

その結果、あごの骨の成長発達が遅れたり、虫歯や肥満など、噛まないことによって起こる健康問題が懸念されており、現代では、一口30回を目安に噛むことが理想とされています。

噛む事の重要性を覚えやすいように

『ひ』・・・肥満防止

よく噛んでゆっくり食べることで脳が満腹感を感じ、食べ過ぎを防ぐことができます。

『み』・・・味覚の発達

よく噛むことで食べ物本来の美味しさを感じることができ、
味覚が発達します。

 

『こ』・・・言葉の発達
噛むことにより顔の筋肉が発達すると、
言葉を正しく発音できるようになり、顔の表情も豊かになります。

『の』・・・脳の発達
噛むことでコメカミ付近がよく動き、
脳への血流が良くなり、脳の活性化に役立ちます。

『は』・・・歯の病気予防
噛むことで歯の表面が磨かれ、唾液もよく出るようになり、
虫歯や歯周病の予防につながります。

『が』・・・がん予防
唾液の成分である「ペルオキシダーゼ」には
食品中の発がん性を抑える働きがあると言われています。

『い』・・・胃腸の働きを促進
食品を噛み砕いてから飲み込むことで胃腸への負担が軽くなり、
胃腸の働きを正常に保ってくれます。

『ぜ』・・・全身の体力向上
しっかり噛むことで歯やあごが鍛えられ、
歯を食いしばったり、全身に力が入るようになります。

つなげると、「卑弥呼の歯がいーぜ」となります。

これは、日本咀嚼学会が提案する噛むことの効用を、咀嚼回数の多かった弥生時代の卑弥呼にかけて表したものです。

 

出来る事から始めましょう、とりあえず牛乳は噛んで飲みましょうw

 

 



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